生活手帖

実家生活で得たもの

2020年9月4日

 

 

お久しぶりです。

 

一時過ごしやすくなったなぁとホッとしたのもつかの間、当たり前だけど残暑は厳しいし、迫りくる台風に戦々恐々とし。

 

もうここまで恐れるものが増えてくると、何に怯えていいのかわからなくなってくる感じがします。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

 

 

私はと言えば、心境に変化が起きています。

 

以前のブログには、「引きこもりなんてへっちゃら」・「こちとら引きこもりのプロ」的なことを書きました。

 

確かに大きくは間違っていないし、引きこも履歴=主婦年数でやってきましたが、さすがにここまでたたみかけるような事態の連続に心が疲れてきました。

 

そしてふと、「この状況、以前にも経験したことがあるな・・・」と記憶をさかのぼってみたところ、2011年の3月の、あの数ヶ月の心境にそっくりでした。

 

 

不安で先に進めない・何も手につかないあの感じ。
私や身内や知人が被災したわけではありませんが、ニュースから流れるあの映像をうっかり目にしただけで、ずいぶんと心をえぐられていたようで、かなりのダメージを受けていたのだとのちに分析しました。

 

今回のこともまだまだ先が見えず、それどころか今後さらに大変なことになるのでは・・・と持ち前の負の想像力が働いてしまい、自分で自分の首をしめているような毎日。

 

とはいえ、そんなことを言っていても始まりません。こんな風にブログを書く気持ちになったのも、暑さの峠を越して、「何かをしようかな」という心境になれただけでも一歩進めたと考えましょうか。

 

・・・すぐに2歩下がる気もしますが。

 

 

さて、アニーの近況でも。
というか、自分が書いて残しておきたいと思ったことだったので、どうぞお付き合いください。

 

 

 

先日アニーから電話がありました。
相変わらず忙しい様子。

 

ただアニーという人は昔から飄々としていて、それが強い魅力に感じる反面、一般的には「不真面目」的な印象を受けるタイプ。これが如実に表れていたのが小学生の頃。

 

まぁ~言い方は何ですが「目の敵」にされていた感じがありました。

 

でもそれは私立の中高に入学して一変。小学校では疎まれがちだったことが周りからはアニーの魅力としてありがたい印象を持ってもらえていたようです。

 

そしてその「飄々」が、社会人としての忙しい生活にはあっているようで、忙しさすらもゲーム感覚で楽しんでいる様子。

 

時間を無駄なく使うのが好きなようで、親への連絡はもっぱら仕事の合間やちょっとしたすき間時間(例えばパスタを茹でている間が暇だったからとか)。

 

特に用事もないけれど、近況を知らせる電話をかけてきてくれます。

 

で、先日もそんな会話の中でアニーが言った言葉にちょっと感動したのです。
その話の前に、こんなエピソードを紹介。

トートを送り出して家に入ってきたとき、アニーの学生靴が目に入った。

黒い革靴だからほこりが目立ちやすい。

でも、さっとなでただけで、驚くほどきれいになる。

恥ずかしい話だけど、私は毎朝アニーの靴を磨く。

今まで何度も何度も何度も
「靴くらい自分で磨きなさい」
と言ってきたけれど、まぁ・・・無理だよね。

でも靴って、結構見る人は見てるもの。

ましてや革靴って、ほこりをかぶっていて白くなってるのって意外に目立つ。

私なんて単純だから、
靴がきれいに磨かれているというだけで、その人のポイントは一つ上がる。

 

アニーみたいなだらしない子が他人からどう思われてるかはわからないけれど、
それでもそんな子だからこそ、靴がピカピカに光っていたら、
少しは見る目が変わってくれる人もいるかもしれない。

 

そう思って、せっせと磨くわけです。

 

これが同じことをトートにした時は
「わぁ~、お母さん、靴を磨いてくれたんだね! ありがとう! ピカピカだね~」
なんて言ってくれる。

 

かわゆいお子じゃ。

 

トートって、こっぱずかしいようなセリフを、
さらりと「子供の素直さ」でカバーしてしまう。

 

もちろん言われた方は嬉しいから、この次もまた、喜ぶことをやってあげたくなる。

 

トートって、
こういう連鎖で、いろいろとラッキーなことが舞い込んできてた。

じゃぁアニーはどうだ。

 

 

・・・絶対言わない。
口が裂けても言わない。

 

これはアニーが小さな頃からそうだった。

 

最初は
「子供ってそんなもんなんだ」
と思ってきたけど、
トートが生まれて、そうじゃない子供もいるんだと知った。

 

ただ、私はひねくれた性格だから、
「ありがとう」
という言葉が特に嬉しくない。

 

いや、嬉しいんだけど、なんというか、さほど重要視していないというか。

 

ありがとうを言わないというと、
「アニーってどんな嫌な奴なんだ」
と思われるかもしれないけど、それは違う。

 

実はアニー、ものすごく女心をくすぐる言葉で感謝の気持ちを表す。

 

じゃぁどんな風に感謝を伝えるかと言えばこう。

 

ピカピカになった靴を黙って履き、
「行ってきます」
と玄関のドアを開けながら、足元を見て立ち止まり

 

「靴、ピカピカだな」

 

と、ボソリとつぶやくのだ。

 

私に聞こえるように、でもあくまでの独り言のように。

 

こういうやり口に、やられます。

 

ウキウキして、朝から嬉しくなって、
「今日は夕飯に何を作ってあげようかな~」
となるわけで。

 

案外、女性の転がし方、わかってますアニー。

 

 

これ、2011年に書いた話。アニーが15歳くらいのことですね。
今読み返してもちょっとおもしろい。

 

 

そしてその4年後、こんな話を書いていました。

先日も靴を磨いている時に、ふと思い出した昔の事。

 

私が中学生の頃、近所に住む、全然仲が良くないしリスペクトもしていない、意地悪なお姉さんと(笑)一緒にバス停まで行っていました。

 

私より学年が二個上だから、私が中学一年生の時、その人は中学三年生だったわけで。ということは、今思うと一年しか一緒に通っていないわけですね。どうしてその人と一緒にバス停まで行っていたのかわからないけれど、もしかしたらその頃学校から、近所の人と一緒に行くように、というお達しがあったのかもしれません。

 

とにかく意地悪なお姉さんだったので小学校の頃から苦手な人だったのです。

 

意地悪と言ってもジャイアン的な意地悪さではなく、頭がいいので嫌~な感じの意地悪をするわけです。

そして自分が前に出るようなヘマは絶対にせず、頭脳となって裏で意地悪を仕掛ける人でした。余談ですがその人、今は中学校の先生。

 

当時、毎朝私が必ずその人の家に迎えに行き、その人がお出ましになるまで玄関でずっと待たされていました。下女のようだったなぁ(笑)
で、奥からしずしずとあらわれ、靴を履いて何も言わず玄関を出て行き、そのあとを私が着いて行く・・・という毎日。もんのすごーく威圧的な人でした^^;

 

で、毎朝玄関にはキチンと揃えられた革靴が。もちろん毎朝ピカピカに磨き上げられていました。それは子供心に強烈に印象に残っていて、
「靴ってこんなに光るんだ」
と感心したほど。

 

ある朝、一度だけその人の母親が靴を磨いている場面に遭遇したことがあります。

 

オーラという良いものではない、威圧感というのがピッタリなものをまとった娘とは違い、母親は人当たりはいい方(良い人ではなかったのですよ、私も子供ながらにさまざまな話を聞いて知っていました。うちの母には意地悪していたし)だったので、私にもよく話しかけてくれたし。

 

その朝の光景は、多分私がその家に到着する前に毎日繰り広げられているものだったのでしょう。それがたまたま時間のずれがあって、私が垣間見ることになったわけで。

 

でもなんとなく、見てはいけないものを見てしまったような、華やかな舞台の裏側を見てしまったような気がして、いつもなら
「おはようございます」
と言って入っていくのに、それをためらってしまうような気持ちにさせられたことを覚えています。

 

当時はそれを見て、
「親に自分の靴を磨かせるなんて。しかもそれを甘んじて受け入れている母親なんて・・・」
と思っていました。

 

それから三十年後には、あの時のおばさんのように私も子供の靴を磨いているのだから・・・当時の自分が知ったらきっと呆れられるでしょうね。

 

その時の母親の背中が妙に目に焼き付いていて、今自分が子供たちの靴を磨く時には
「悲壮さが背中からにじみ出ないように、楽しく、やらされてるのではない感を醸し出そう」
と思いながら磨いています。あまり意味はないかもしれないけど^^;

 

もちろん、その人の母親も楽しく磨いていたのかもしれないし、やらされている感なんてこれっぽっちもなかったのかもしれませんが。
私が想像の翼を広げすぎているだけかもしれません。

 

でも、なんとなくね。
子供たちが大きくなって、
「そういえばうちの母親、僕たちの靴をいつも楽しそうに磨いてたよね」
と思い出してもらえたらいいかなと。
「靴磨きが好きだったんだね」
とでも思ってもらえたらいいかな。

 

毎朝、ホコリ一つない黒光りした革靴に、当然のように足を入れて黙って出て行くその人からは、私には感謝の気持ち一つも感じませんでした。
でも今思うとそんなものかなとも思います。

 

アニーとトートだって、特に
「靴を磨いておいてくれてありがとう!」
とは言葉に出すわけでもないし、私もそれを求めているわけでもないし。

 

結局のところ、あのおばさんも今の私と同じように自己満足で磨いていたのかもしれませんね。

 

同じ立場になってみて、何十年も「それが正解」と思ってきたことが、突然反転することがありますね。だからこそ楽しいのかも。

これからも私の硬い心(笑)を溶かしてくれる「経験」をたくさんしていきたいな。

そして、それを経験させてもらえるのもアニーとトートがいてくれたおかげ。子育てって本当に自分育てですねぇ。

 

あー、思い出しちゃったようっかり。あの意地悪な近所の人のこと。←そこか

 

いやいや、話のポイントはそこではなく、長い前振りでしたが本題はここから。

 

 

アニーは社会人になってから、お給料は自分が欲しいと思っていた、これから一生大事にしていきたいものだけを選んで買い続けているのだそう。

 

それらを見せてもらうのが私の楽しみの一つなのですが、例えばどんなものかといえば、

 

・麻布テーラーでオーダーメイドして仕立てたスーツ
・FOX UMBRELLASの傘
・銀座店?で買ったバーバリーのコート(直輸入にこだわったとかなんとか)
・なんとかというヴィンテージの食器

こんな感じ。
美しい造形物こだわりが強いので、他にもいろいろあったけどそういうものにとんと疎い私には知らないものばかりなのでブランド名が思い出せません💦

 

フォックスアンブレラなんて、見るたびについ
「ロックンロール!」
って言っちゃう。

 

ま、こういうものはそれぞれの価値観だものね。

 

 

それとは逆に、こだわりのないものに関しては本当に無頓着で、高校生の頃のTシャツやYシャツを愛用しているみたい。振り幅~

 

で、スーツにこだわっているので当然のことながら革靴にもこだわっているようで、靴のメーカーだけでなく靴磨きのセットをアタッシュケースに入れて管理しているらしい!

 

そこでよ。
そこでアニーからの一言。

 

 

「ボク、家で教えられたことで一番大事にしてるのが靴磨き。」

 

 

おい、そこかーい!
という気持ち反面、しみじみ嬉しいというか。

 

まぁここで先ほど長々と書いたことと繋がってくるわけですが。

 

トートが大学でオケに入ってバイオリンを弾いていると聞いた時も、
「続けてきたことに間違いなんてないんだなぁ」
と思ったのです。

 

お稽古を続けるのは本当に大変だったし、プロになるわけでもないのに続けて意味があるのかなぁと心がぶれたことが何度もありました。

だけどこういう形で引き継がれるのは、もしかしたら最高なんじゃない?

 

そして私の靴磨きルーティンが、アニーの心のどこかに響いて記憶に強く残ったのでしょう。
こだわりが強いところも刺激されたのかも?

 

せっせと磨き続けた朝の習慣は、意外にも受け継がれていたのでした。
いやはや、感動よ。

 

 

 

【余談】
今期のドラマ、皆さんは何を見ていましたか?
私が見ていたのは

・セトウツミ
・miu404
・アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
・妖怪シェアハウス
・私の家政夫ナギサさん
・女子グルメバーガー部

 

・・・ぐらいかな?
最近はネトフリかアマプラかyoutubeか、もしくはテレビもお笑い的なものしか見てないからなぁ。

 

ちなみにお笑い的な番組は
・マツコ有吉の怒り新党
・マツコの知らない世界
・火曜と水曜のヒルナンデス
・有吉ゼミ
・有吉の壁
・いろはに千鳥
かな?

 

これらを録画してすっ飛ばしながら見ています。
特にヒルナンデスは好きなコーナーしか見てないし。

 

なんだか近年、重いものとかドロドロした内容のものが見たくなくなっちゃって。
だから半沢直樹も録画してあるけど全然見てないし。

 

軽くて笑いながら見られるのがいいなぁと。
それはドラマもそうで、笑って見られるのがここ数年の好みです。

 

そういう意味ではこの傾向が一般的になりつつあるのか?、ドラマでも
「にっくき恋敵」←言い方が昭和
的な存在がいなくなりましたよね。

 

みんなで楽しくHAPPY♪みたいな。
「逃げ恥」とかまさにそんな感じだったかなと。

でも・・・うーん、みんなで楽しくHAPPYはいいのだけれど、腑抜けた感が否めないというか?

 

それは脚本にもよるだろうけど、ナギサさんは楽しく見てたけど「??」って感じが多かった気が。

 

あぁでもそれ、年齢かもしれないなぁ。若い人ならキュンキュンきたのかな💦

 

ただ、多部ちゃんなら「これは経費では落ちません」の方が断然面白かった!

 

 

ということで惰性で見てたのがMIU・ナギサさん・シンデレラ・グルメバーガー。

 

グルメバーガーに至っては、ハンバーガーを食べる時に口がどれくらい開けられるかで女優としての力量を測っていたという、完全に悪趣味的な見方。

 

MIUは私的にはキャスティングがもやもやしました。

 

それぞれはとてもいい役者さんたちばかりなんだけど、せっかくの源ちゃんや綾野剛や麻生久美子の使い方の「コレジャナイ感」が気になって気になって内容が入ってこない!

 

それに比べ、「キャスティングってこういうもの!」と見せつけてくれた感があるのが「妖怪シェアハウス」。

 

松本まりかの使い方よ(゚Д゚)ノ
https://twitter.com/youkaihouse5/status/1289151035953405953?s=20

 

松本まりかってここにきて急上昇中だけど私はあの声がちょっと・・・いや、とっても苦手で・・・

 

だからあまり好きな女優さんではなかったのだけど、このキャスティングはホント素晴らしい!
一気にファンになりました。

 

というか、3回くらまでは壇蜜だと思って見てたけどね。

 

 

池谷のぶえも安定の面白さだし、そもそも大倉孝二は好きだし。
https://twitter.com/youkaihouse5/status/1289563430173593620?s=20

 

お!第6回はこれまた大好きな峰村りえさんじゃないの!


あぁ、残りあと何回だ?すでに寂しいなぁ。

 

 

 

・・・とまぁ、偏屈なおばちゃんがわちゃわちゃ言いとりますが、
とりあえず元気に暮らしてます、はい。

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ことり

ことり

長男の中学入学と同時にお弁当作りが始まり、今は次男の高校生男子弁当を作っています。冷凍食品を使わずに作る地味ぃなお弁当ワールド。 ⇒詳しいプロフィールはこちら

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